クラウド時代の今こそ「物理」が危ない――ハードウェアの守り方を聞いたソフトウェアだけでは守り切れない

HPEの第10世代ProLiantサーバーは「世界標準の安心サーバー」をうたう。いわく「ハードウェアを狙った攻撃すら未然に防ぐ」技術を実装しているという。製品担当者に詳細を聞いた。

2017年09月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 クラウドの時代に突入した今、物理サーバ機器の性能や能力を考慮するようなIT運用モデルの時代は終わった――。大量調達、運用統合、自動化などが進んだことで、サーバハードウェアの違いを意識してITインフラを運用する機会が多くないことから、このように感じる方は少なくないだろう。しかし、多くの企業がITインフラの集中管理や自動化を進めた結果、企業が持つデータセンターやそれを構成する物理インフラは、過去に例を見ないほど大きなリスクを抱えている。

 システムインフラを集約して運用効率を高めていけば、データセンターなどの物理的な拠点がハッキングされてしまった場合に被害規模が甚大になる可能性がある。多層防御態勢を整えていたとしても、各機器のOSよりも下のレイヤーを攻撃された場合、私たちは果たしてそれを防御できるだろうか。ファームウェアが改ざんされそうになったとき、それを検知して排除できるだろうか。

 いまや、ITインフラのセキュリティ対策はソフトウェアだけでなく、ハードウェアなどの物理層をいかに守るかが課題だ。HPEが新たに市場に投入したサーバ機は、今、私たちが直面する課題に対して、どのような「答え」を出したか。本稿では、クラウド時代の今だからこそ理解しておくべきサーバ実装の違いと、HPEが考えるサーバインフラ防衛のアプローチを取材した。

※この記事は@ITからの転載記事です。


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