マルウェア対策として従業員の“うっかりクリック”を止めさせるのは現実的ではない。だがクリックしても問題ない仕組みがあれば不可抗力による感染を防ぐことができる。
働き方改革の実現が社会全体の課題として浮上してきた現在、モバイル端末やノートPCを活用して、いつでもどこでも仕事ができる環境を整えることが企業の課題となってきた。
一時期の個人情報漏えい事件などを受け、ノートPCの社外への持ち出しを禁止するなど、生産性の低下には目をつぶってでもセキュリティを強化するという方針を立て、実行してきた企業は少なくない。しかし今や悪意のある攻撃者の攻撃手段が巧妙化、高度化しており、従業員が“うっかりクリック”で自らマルウェアを招いてしまうような現在では、どんなに高度なセキュリティであっても無意味になってしまう。
人間はミスをする生き物だ。“うっかりクリック”の完全防止は不可能だろう。ではどうすれば高度なセキュリティを確保できるだろうか。本稿では従来とは異なるアプローチでその課題を解決した例を紹介する。
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