インフラは「クラウド連携」が鍵、運用を考えたハイブリッドクラウド環境の構築運用を考慮したハイブリッドクラウド環境の構築

仮想化で複雑化したインフラに加え、パブリッククラウドまで管理しなければならないハイブリッドクラウド環境では、従来のシステム構築・運用方法から見直す必要がある。

2017年12月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 仮想化技術の普及によってシステム構成が極めて複雑化し、サーバとストレージ、ネットワークをそれぞれ別の担当者が運用する体制では、もはやシステム全体の安定稼働を保証しきれなくなってきた。また、それぞれの製品を個別に購入し、ハードウェア製品およびソフトウェア製品の保守費用を払い続けることは、コスト面でも大きな負担となる。

 加えて、パブリッククラウドの利用が企業の間で広がってきたことにより、多くの企業のITインフラは、オンプレミスとパブリッククラウドが混在する「ハイブリッドクラウド」の環境へと移行しつつある。ただでさえオンプレミス環境の運用の手間が増えているのに加え、今度はパブリッククラウドまで面倒を見なければならないとなると、従来のシステム運用のやり方では現場に過大な負担がかかることは明らかだ。

 こうした課題を解決すべく、現在多くのITベンダーが「ハイブリッドクラウド環境の効率的な運用」を掲げた製品/サービスを打ち出しているが、中でも注目すべきなのが「ハイパーコンバージドインフラ(HCI)を使ったソリューション」だ。HCIはこれまで、オンプレミスの仮想化基盤の運用効率化や、デスクトップ仮想化(VDI)環境のインフラとして取り上げられることが多かった。だがHCIは単なる仮想化アプライアンスではなく、「オンプレミスとパブリッククラウドの間のゲートウェイ」として、先進的な機能を次々と取り込みつつある。


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