従量課金型BIにありがち? スモールスタートがスモールエンドに製品選定、4つのチェックポイント

「後から利用者を増やせばいい」とスモールスタートしたBI。だが営業部門などで「使いたい」と要望があっても「使えない」とスモールエンドに。なぜ全社に広がらない?

2018年01月19日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ある会社(以下、C社)では、基幹システムのデータ分析用にBI(ビジネスインテリジェンス)を導入した。当初の目的は予実分析など経営指標の見える化だったので、コスト軽減のため従量課金型のBIを選択、利用者は情報システム部とデータサイエンティストに限定した。「他部門で新たな用途が発生したら、また利用者を増やせばいい」と、ベンダーからもスモールスタートを勧められていた。

 導入からほどなくして、「市場データ分析を迅速化するために、営業部門でBIを活用したい」というニーズが発生した。だが、そのBIは到底営業が使いこなせるものではなく、もし営業担当全員がBIを利用するとなると、その数は500人にも上る。「とてもじゃないが、そんな予算は下りない」のだが、営業の販売戦略立案に、BIによるリアルタイムな市場分析は欠かせない……と営業企画課長は悩む。

 同社の営業部門は、これまでのようにMicrosoft Excel(以下、Excel)で時間をかけて、スピード感のない市場分析をしているままなのか?


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