顧客との重要な接点であり、マーケティング活動に欠かせない「メール」。確実かつ安全にメールを配信するには、確かな技術とノウハウに裏打ちされた仕組みが不可欠だ。
「Twitter」「Instagram」といったソーシャルネットワークサービス(SNS)が普及し、ブログや動画を用いたマーケティングも珍しくなくなった。それでも「メール」が顧客との重要な接点であることに変わりはない。メールマガジンを通じて自社ブランドに親しみを持ってもらったり、タイミングよくクーポンを提供したりと、メール配信はさまざまな形で企業の販売やマーケティング活動を支えている。
日常的な顧客接点として活用されているメールだが、適切な配信を実現するには幾つかの課題をクリアしないといけない。自社のメールサーバから数万単位以上のユーザーにメールを一斉配信しようとすると、途端に話は難しくなる。インターネットサービスプロバイダー(ISP)側のスパム対策によって、一度に大量のメールを受信できないケースが少なくないのだ。この結果、何度も再送を繰り返すことになり、顧客リスト全員にメールを送り終えるまでに数日かかってしまうこともあり得る。これでは、タイミングの良い情報提供は難しい。
最近はメールを悪用したフィッシング詐欺によって、システムのIDやパスワードといった重要な情報を盗み取られる事件が発生している。サイバー犯罪者による自社従業員へのなりすましを防ぎ、偽装メールを見破る仕組みとして、送信ドメイン認証技術の「SPF」「DKIM」といったセキュリティ技術が登場しているが、独自に対処している企業はまだ多くない。一方ISP側は、これらセキュリティ対策を施していないメールをブロックの対象とすることもあり、やはりメールの到達率を低めることになる。
顧客に最適なタイミングで、確実にメールを配信したい……。こうしたニーズを実現するための具体的な手段を紹介する。
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