VDI導入企業で最も多い意見が「思っていたよりパフォーマンスが出ない」ことだという。さまざまな原因は思い付くものの、実際にそれを調べる手段があるのだろうか?
VDI(仮想デスクトップインフラ)は、セキュリティ強化や働き方改革のためのリモートワーク環境を整備する上で極めて効果的だ。今後「Windows 7」のサポート終了に伴う「Windows 10」へのアップグレード時期を迎えるに当たり、「せっかくだから」と、このタイミングでVDIを導入しようとする企業も出てくるだろう。
一方で既にVDIを導入した企業の一部からは、その運用がうまくいかずに「こんなはずではなかった……」といった声も漏れ伝わってくる。最も多く聞かれるのが、性能劣化の問題だ。VDI環境ではシステムの性能劣化の影響範囲が広い。問題発生時の迅速な対応や、問題発生前の予兆検知が重要になってくる。しかし現時点では、そのための決め手となる手段がなく、対策が後手に回り、結果ユーザーの利便性や生産性が損なわれるケースが少なくない。
システム管理者にとっても、VDIの運用管理は一筋縄ではいかない。VDI環境を安定的に運用し、かつIT投資の最適化を図るためには、リソースのキャパシティー管理を適切にしなければならない。これをきちんと実施し、かつ将来の需要予測を正確に弾き出すのは極めて困難だ。結果として必要以上に高いスペックの機器にコストをつぎ込んだり、逆にリソースのキャパシティー不足で性能問題を引き起こしたりといった事態を招きやすい。
こうしたVDIにまつわるさまざまな問題を解決するには、一体どのような手段が考えられるのだろうか。その有力な候補が、「ワークスペースアナリティクス」という切り口だ。
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