「データ活用は手間がかかる」 そんな常識を覆す最新のデータ管理術とはやみくもなデータ蓄積は逆効果

データを有効活用することで新たなビジネスチャンスや不要なコストの削減が狙える。そのためには自社のデータを正しく管理する必要があるが、どうすればよいのだろうか。

2018年08月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業が扱っている膨大なデータを有効活用しようという取り組みは古くから実施されてきた。だが、そもそものデータが分類、整理されていない非構造型データのため、データの管理コストがかかり過ぎて断念した企業は少なくない。ところが、最近登場した「機械学習」や「予測分析」といった技術により、再度この分野に注目が集まっている。迅速かつダイナミックにデータを活用し、収益やブランドの価値向上につなげられるためだ。

 一方で、データ活用に際してはコストやプライバシー保護など、クリアしなければいけない課題も多い。とりわけ慎重さが求められるのが、個人情報の取り扱いだ。個人情報保護に関する法令は各国で整備・強化されている。欧州のGDPR(一般データ保護規則)では企業が持つデータも対象となり、違反があると膨大な罰金が科せられる可能性もある。

 そのためには、そもそも自社がどのようなデータを扱っているかを知っておく必要がある。つまりデータの「棚卸し」だ。自社が持つデータを把握して、コンプライアンス違反となるデータは廃棄あるいは匿名化するなどの適切な対処を実施する。具体的には何から始めればいいのだろうか。


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