Windows Server 2008のサポート終了はただのサーバ移行問題では終わらない知らないでは済まされない

Windows Serverの延長サポート終了問題。サーバ移行だけを考えていては失敗しかねない。全体を最適化しつつ、コストをかけない方法とは。

2018年07月31日 10時00分 公開
[ITmedia]

 2020年1月に迫る「Windows Server 2008/2008 R2」の延長サポート終了。今回のサポート終了は過去のそれとは別格に難しい問題を幾つかはらんでいる。

 サーバ移行に際してはアプリケーションの改修や検証が必要になるのはもちろんだが、今回はアプリケーションにアクセスするクライアントOS(Windows 7)の切り替え時期も同時に訪れる。アプリケーションの改修と検証、クライアントOS対応の検証、サーバ移行と検証と、何度も検証が必要になるため、移行にかかる工数も必要な時間も多くなることが予想される。

 加えて、既に「クラウドを利用してコストを削減する」というアイデアが一般化しつつある中で、過去と同じサーバ構成でシステムを運用し続けるかどうかという問題も考えねばならないだろう。今ならばシステムの一部あるいはバックアップやDRサイトはクラウドの利用も十分に検討できるが、では、どのタイミングでどういった方法を使って実施するかは別途、情報を集めて計画する必要がある。

 本稿では、約1年半後に迫るWindows Server 2008/2008 R2の延長サポート終了以降の環境を、効率よく構築し、スマートに運用するための最適解を解説する。


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