シンプルで信頼性の高いネットワークをSDNで手に入れる小規模でこそ輝くSDN

大規模向けの技術とされてきた「SDN」(ソフトウェア定義ネットワーク)だが、昨今では小規模で安価に活用できる製品に変わってきた。その特徴を見てみよう。

2018年08月29日 10時00分 公開
[TechTarget]

 ネットワークは、多くの組織にとって極めて重要な課題である。あらゆるアプリケーションは、ネットワークが安定的に機能することを前提に作られているためだ。どんなに小規模なネットワークであっても、全てがミッションクリティカルなインフラであると断言できる。

 これまでネットワーク管理者は、この重要なネットワークを1990年代に確立された古い手作業の方式で運用してきた。ごく小規模なネットワークでも10台以上のデバイスを一つ一つ管理し、複雑な設定を誤りなく投入して連携させる。ちょっとしたビジネスの要求でも、神経をすり減らしながら全ての機器を設定し直す。トラブルを考慮して、休日を返上して実施することもある。

 だが、このようなセンシティブなネットワークをハンドルやアクセル、ブレーキのみで運転する自動車のように、シンプルに運用できないだろうか。何も手をかけることなく、自動で運転させることができないだろうか。そうした思いから登場した技術が「SDN」(ソフトウェア定義ネットワーク)である。

 当初のSDNは非常に大規模な環境向けで、高額な投資と技術、時間が必要とされていた。しかし昨今では、企業のデータセンターやキャンパスネットワーク(構内ネットワーク)でも活用できる製品が登場している。本稿では、手頃にSDNを実現できるサービスについて、その特徴とポイントを紹介しよう。


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