「ネットワーク分離は不便」はもう古い、アイソレーションによる分離とはセキュリティとユーザビリティーを両立

ネットワーク分離はデータ侵害や情報漏えいを許さない金融系や自治体からの導入が中心であったが、その流れは今や一般企業にも広がりつつある。

2018年09月28日 10時00分 公開
[ITmedia]

 インターネットからの脅威は日に日に高度化が進んでおり、Web経由からの被害が絶えない。そのため、情報漏えいやウイルス感染などが許されない機密性の高い業務に携わる組織では、「インターネットに接続しない」という方針を採ることもあるようだ。だが、この時代に、メールでやりとりもできずWebで調べ物もできないとなると、業務の効率にも大きく影響するだろう。その一方で「働き方改革」により多くの組織で業務の時短や効率化が進み、モバイルアクセスの許可などIT責任者や担当者の負担はこれまで以上に大きくなっている。IT管理者の働き方改革も同時に考えなければならないだろう。

 そこで注目されるのが、「ネットワーク分離」だ。企業は、インターネット専用端末と業務用端末を分けたり、VDIや仮想ブラウザを使ったりしてネットワーク分離を実現するなどなどさまざまな方法を試みたが、「セキュリティ確保のためには、ある程度Webの利便性が失われても仕方がない」という前提で使うソリューションと位置付けられてきたのが実情だ。

 しかし、ここにきてユーザーの利便性をほとんど損なうことなくネットワーク分離を実現するソリューションが提供されている。本稿では、ユーザビリティーを損なうことなく、特許技術を使って未知のマルウェアも無害化するネットワーク分離ソリューションについて説明したい。


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