大規模障害でも2分で復旧、災害時にも事業を止めない“備え”とは仮想化バックアップ×ストレージで事業継続性を最大化

近年さまざまな自然災害が日本を襲い、災害時の事業継続計画を考え直している企業もあるだろう。これからは障害・災害対策だけでなく、いかに早く復旧するかが重要だ。

2018年10月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンやPCのさらなる利用促進により、Webやアプリを接点とした顧客コミュニケーションは今では当たり前となった。「ビジネスの入り口」がデジタル化されたことで行動履歴など顧客に関する大量のデジタルデータも取得できるようになり、得たデータを分析することでさらなる競争力を得る、といったデジタル時代の新たな成長サイクルも回り始めている。

 ここで大前提となるのは、ITシステムが正常に稼働してこそ、これら全ての活動を正常に実行できるということだ。逆にいえば、ITシステムがトラブルを起こすと企業活動が停止してしまいかねない。

 ITシステムの重要性は今に始まったことではなく、古くからバックアップをはじめとする各種の対策が施され、重要なデータを保護する手が打たれてきた。

 以前は「保護対象となるのはメインフレーム1台のみ」という状況もあったが、現在のITシステムはオンプレミス、もしくは自社データセンターとクラウドの組み合わせで構成されるケースが少なくない。さらにそれぞれが分散システムとして複雑に相互連携しているといった状況もあり得る。こうした環境を正しく保護するためには、旧態依然としたバックアップでは対応しきれないケースも出てきている。

 さらに現在ではバックアップから復旧する速さも求められるようになっている。企業はこれら問題にどう対処すべきなのか。

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