人手が残る、ロボットが止まる――導入企業が教える、RPAの弱点を補う方法RPAは魔法の道具ではない

RPAは業務を効率化できるが弱点もある――RPA導入企業が増えるにつれてその弱点が浮き彫りになってきた。一方、RPAに“あるもの”を組み合わせることで業務工数を約70%も削減し、ノウハウの継承も実現した企業がある。その方法とは。

2018年12月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 人手不足の問題が深刻化している。さまざまな業種、業態の企業で人手不足が顕在化し、何らかの手を打たなければ事業の継続がままならない現場も少なくない。

 Robotic Process Automation(以下、RPA)を導入して業務の自動化に乗り出す企業も出てきた。しかし実際に着手してみると、RPAで業務の効率化を図れる領域があるものの、依然として人の判断が必要な作業も多く残り、想定した導入効果が得られない場合もある。

 CTCシステムマネジメント(以下、CTCS)もそうした課題を抱えていた。顧客のITシステムの安定稼働を確保するシステム運用管理業務の多くが人手で行われる。人海戦術に頼る性質が強い上に、システム障害やパフォーマンス低下を未然に防いだり、問題発生から迅速にシステムを復旧させたりする熟練エンジニアの業務ノウハウ継承についても、若手エンジニアの人手不足の面から難航していた。打開策としてRPAによる業務自動化に活路を見いだしたが、自動化を進めるに従いRPAにも弱点があることに気付いた。

 だがCTCSは、あるソリューションをRPAに組み合わせることで、システム運用管理業務の省力化と品質向上に成功した。詳しく説明しよう。

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