中日新聞社が“絶対に止められない新聞製作システム”の基盤にHCIを選んだわけ安定性とトラブル時の迅速回復が必須条件

システム停止が許されない業界は少なくないが、新聞業界もその一つだ。非常に厳しいスケジュールの中で進められる新聞製作の現場では、トラブルであっても製作システムは止められない。高い安定性を求める中日新聞社が選んだ仮想化基盤とは。

2019年02月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は当初、VDI(仮想デスクトップインフラ)用としての利用が一般的だった。その後、市場でソフトウェア定義ストレージ(SDS)技術の有用性に対する認識が広まったことから、基幹業務を含む仮想化基盤全般をのせる中核的なインフラになり得るものだとの認識が広がり始めている。

 愛知県名古屋市に本社を置く中日新聞社でも、数年にわたる仮想化基盤運用の経験を踏まえ、中核事業である新聞の製作システムの基盤としてHCIを導入。順次移行を進めている。

 新聞の製作は非常に厳しいスケジュールの中で進められる。当然、システムトラブルによって翌日の朝刊、その日の夕刊の発行が遅れる――そんなことがあってはならない。仮にトラブルが生じたとしても、迅速に回復できることが絶対条件だった。業務に支障を出すことは決してできない中、同社はなぜシステム基盤にHCIを選んだのか。そのいきさつを聞いた。


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