戦略家になりたいIT部門が迫られる、マルチクラウド時代の選択肢5年後も現状維持はありえない

クラウド戦略の策定からシステム運用の効率化、データ活用、セキュリティ確保、BCP対策まで、企業のIT部門が担う役割は増す一方だ。しかし人のリソースは限られている。IT部門に残された選択肢とは。

2019年02月14日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 今や企業の成長戦略に欠かせないIT。次々に登場してくる新たなテクノロジーを、いかに活用して自社の競争力へとつなげていくかが、IT部門にとっての挑戦だ。業務部門が独自にクラウドサービスを導入し、気付けばマルチクラウド環境になっているというケースも目立ってきている。新しい技術を積極的に活用しようという社内の機運をいかに統制し、正しい戦略へと導いていけるかがIT部門に求められることだ。

 ただし当然ながら、こうした挑戦には、特に人的リソースの面で十分な余力が必要となる。実際にはIT部門に余裕がなく、なかなか思ったように挑戦できない、それどころか現状のIT運用業務なども満足にできていない、といった企業もある。マルチクラウド時代に、「攻め」と「守り」の両輪で動くために、IT部門はどのような選択をすべきなのか。


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