人材難の中小企業だからこそ真っ先にパソコンを買い替えるべき理由専門スタッフも予算もないときの選択肢

中小企業にとって人材難は死活問題だ。その解決策として「まずはテレワーク制度を始めてみよう」と考えたとき、現実的な投資額で無理なく運用できるツールはなんだろうか。実現しやすく効果も大きいのは、ノートパソコンの見直しだ。

2019年11月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 国内で“働き方改革”への取り組みが広まりつつあり、もちろん中小企業でも積極的に取り入れられるようになってきている。本記事では特に日本の全事業者の約90%を占め、まさに日本経済を支える屋台骨といえる“従業員100人未満の企業”にフォーカスを当てる。それらの企業は特に人材不足に悩んでおり、経営者にとっては、離職率を抑えつつ新規人材を獲得するためにも、働きやすい環境を整えることが急務であるためだ。

 とはいえ、資金力や組織の体力に限界のある“従業員100人未満の企業”にとって、働き方改革をどこまで実施するかというのは大きな課題である。例えばテレワーク制度を採用するとしても、そのために費用が高額になりがちな仮想デスクトップ基盤(VDI)の導入をすぐに実現することは難しい。

 そこで、まずはスモールステップとしてテレワーク制度を採用しつつ、既存のパソコン環境をより安全なものへと転換する工夫が必要だ。そのためにはどのようなパソコンが必要か、従業員の手元の環境から見直していこう。

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