「クラウド移行」ばかり気にして、オンプレミスをないがしろにしていないか?社内システム担当者が知るべき“順序”

多くの企業に関心を持たれ、導入も進むクラウド。だが自社のビジネスに最適化されたレガシーシステムを運用し続け、クラウド移行がうまくいかない企業もある。移行を成功させるには、何から始めればいいのだろうか。

2019年03月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 モバイル、ソーシャル、ビッグデータ、クラウド――第三のプラットフォームと呼ばれる技術の登場と普及によって、企業のデジタル活用が急速に進んでいる。こうした新技術を活用してビジネスのスピードや柔軟性を高め、新しい価値を創造することが求められている。

 特にクラウドは多くの企業が関心を持っている分野だろう。小規模な予算でクラウド利用を小さく始め、業務効率化やイノベーションの実現を目指す企業が増えている。

 一方で自社のビジネスに最適化したレガシーシステムを運用し続け、クラウド移行が思うように進まない組織も少なくないようだ。“ITコスト削減”を意識し過ぎるあまりに、それが足かせとなってクラウドの本当のメリットを享受できずに失敗するケースもあるという。

 そのような場合は、クラウドに至るまでの段階を踏むことが重要だ。コスト以外のメリットを理解し、まずはオンプレミスのシステムを分かりやすくシンプルに運用できるようにすることが求められる。そのポイントとなるのがネットワークだ。本稿では、まずオンプレミスのシステムをそのままクラウドへ移行し、徐々にクラウドに適した形に変化させる「リフト&シフト」を目指したオンプレミスの改善方法として、ネットワーク仮想化について紹介する。

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