言葉の間違いが縁の切れ目? 3社の事例から学ぶ文書に潜む怖いリスク文書と組織経営の相関関係

ビジネスにおいて何が命取りになるか分からない。例えば、たった一語のミスで100億円単位の損失が出る業界もある。3社の事例を基に、文書に潜むビジネスリスクについて解説しよう。

2019年06月14日 10時00分 公開
[ITmedia]

 業務文書や申請文書、プレスリリース、IR情報、マニュアル、Webコンテンツ――組織の業務には多くの文書が存在する。特に社外向けの文書は、用語や商品名、企業名などに誤りがあれば大きな損失を被る可能性もある。

 特に製薬業界や金融業界では似たような単語や難しい表記の単語が多く用いられ、専門用語の誤りによって顧客の信頼を失い金銭的な損害を被る可能性もある。こうした問題が発生すると、最近はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などですぐに世間に知れわたり、企業イメージの低下も避けられない。

 これをビジネスリスクと捉え、組織的に文書チェックに取り組む組織もある。チェック担当者は多くのテキストデータを扱い、四苦八苦していることだろう。だが、用語のチェック表を作成して二重三重のチェックを実施するなど苦労を重ねているにもかかわらず、確認が漏れてしまうケースもあるはずだ。

 本稿では、業務で制作する文書が一つ間違えば大きなビジネスリスクになるということにいち早く気付き、組織を挙げて対応した3社の事例を紹介しよう。組織における文書の重要性を理解してもらえるはずだ。

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