ファイルサーバやNASによるデータ管理には運用性や拡張性の面で課題が多い上、データの活用もしにくい。運用管理に手間が掛からず、かつ容量効率と性能、拡張性を解決する手段はないものか。
中には、整理されていないデータを膨大に持つ組織や業界がある。IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用したビジネス展開を検討するなら、その前に自社データをどう管理するかを考えたい。
問題なのはデータの運用管理だ。ワークステーションのローカルストレージや部門のファイルサーバなど、データが至るところに散在する企業もあるだろう。しかも、データベースでは扱いにくい非構造化データが多くを占めることもある。企業内のデータを把握できない状況では、システムを横断したデータ分析などはとうてい実現できない。
そこで改めて注目されているのが「スケールアウトNAS」(Network Attached Storage)だ。企業のデータ全てを統合できるほどの容量や性能を持ち、拡張性と運用性に優れたスケールアウトNASは、大量の非構造化データの保管やIoTのデータ基盤、ビッグデータ分析基盤などにも適した選択肢となる。
本稿では、データ活用を検討する企業に向けて、ストレージプラットフォーム選定のポイントを紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:兼松エレクトロニクス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部