録画データの安全性や可用性に難がある、設備構築に工数がかかる、安全な通信を介してデータをアップロードしたい――監視カメラの課題をまとめて解決する方法とは。4つのケーススタディーでメリットを紹介する。
監視社会と評されるほどあらゆる場所にカメラが設置されている。ネットワークカメラで撮影した映像は、施設内に設置したモニターでリアルタイムに確認したり、レコーダーに保存しておいて、必要なときに確認したりする運用が一般的だ。しかし、従来のオンプレミス型の監視システムはレコーダーの故障などが原因で、「映像を確認しようとしたら録画されていなかった」というトラブルが絶えない。
ネットワークの構築やレコーダーの設置、保守にもコストや手間が掛かる。複数のロケーションに導入する場合は導入期間が長期化し、効率も悪い。そこで、オンプレミスのレコーダーを排し、カメラの映像データをクラウドの録画サーバに記録するクラウドソリューションが注目を集めている。だが、個人情報などが含まれるデータを、インターネットを介してクラウドに送ることを許容できない企業も多いだろう。
某自治体は、ある方法でセキュリティの課題を払拭(ふっしょく)し、監視カメラのクラウド化のメリットを享受した。あるサービス会社は「クラウド型監視ソリューションは既存のハードウェア資産を生かせない」といった弱点を克服し、初期投資を安く済ませている。短期間での設備構築が必要なあるプロジェクトでも、スケジュール通りにネットワーク設備をはじめとする要素を準備できた。これらの企業が実践した方法とは? ケーススタディーで学ぶ。
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