オンプレミスとパブリッククラウドを併用する「ハイブリッドクラウド」や複数のクラウドサービスを利用する「マルチクラウド」は、システムが複雑化しやすいという弱点がある。これを解決するには?
「クラウドコンピューティング」という用語が公の場で初めて使われたのは2006年といわれる。当初は「ビジネスのデータを社外に置きたくない」とためらいを示す企業も少なくなかったが、Microsoftのオフィススイート「Office 365」をはじめとしたクラウドサービスが普及したことで抵抗感は徐々に減っている。現在は、オンプレミスとパブリッククラウドを併用する「ハイブリッドクラウド」や複数のクラウドサービスを利用する「マルチクラウド」を選ぶ企業が珍しくなくなった。
ただ「オンプレミスのみ」や「パブリッククラウドのみ」「特定ベンダーのサービスのみ」と比べると、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドは構成要素が増え、システムが複雑化する。つまり「クラウドにしたのに、コストも運用管理工数も減らなかった」という結果になりがちなのだ。
では、そうした悲劇を招かないようにするにはどうしたらよいのか。その答えは「共通システム基盤の採用」だ。詳しく解説する。
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