天才のように創造的なアイデアを、AIで生み出す方法はないものか。そのヒントとして注目されるのが「進化思考」だ。生物が進化するメカニズムを参考にして、発想の飛躍・昇華を図るアプローチが、AIの進化も促進するという。
多様な場面で利用が拡大するAIを、さらに進化させるヒントとして「生物の進化」が注目されている。進化は、関係による淘汰と、変異による試みが何世代も繰り返された結果だ。ただ、ビジネスに置き換えれば、失敗するような試みに挑戦し続けるのは難しい。生物の進化なら必要となる多数の世代を経ることなく、一足飛びに進化したいところだ。実際、天才たちは世代を飛ばしたとしか見えないアイデアを形にしている。
そこで、進化のプロセスを発想法に活用しようというのが「進化思考」だ。アイデアを時間軸(過去・未来)や空間軸(内部・周辺)に照らして整理する。さらに、何かを削ったり、何かを足したり、融合したりと変異を加える。こうしてアイデアを概念に昇華させる。
実は、現在のAI技術では、こうした発想を代行することはできない。進化計算、遺伝的アルゴリズム、敵対的生成ネットワークといった疑似的な技術は存在するが、対応しきれないのだ。本コンテンツは、この「進化思考」の発案者と、AI技術のプロフェッショナルによる対話を通じ、AIにより創造的な新事業を生み出す手法を模索する。
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