「ビジネスチャットはここで選べ」4大ツールから考えるチャットツールの選び方テレワークに潜む隠れた問題

今や企業の情報共有手段はメール、電話からチャットツールに移りつつある。しかし、チャットツールといっても千差万別だ。最近のツールはどれも豊富な機能を備えているものばかりだ。選定のポイントはどこにあるのか。

2019年11月01日 10時00分 公開
[ITmedia]

 働き方改革というと、まずはテレワークからと考える企業も少なくないだろう。しかしオフィス以外の環境で就業するとなると、課題になりやすいのがメンバーとの情報共有手段だ。

 電話は、音声で相手とダイレクトに意思疎通を図れるが、かしこまった形になりがちでライトなコミュニケーションには向かない。また、口頭での情報共有だと食い違いが生じ得る。

 メールは意思伝達だけでなく資料も共有でき、電話よりは情報共有の自由度が高い。しかし、その都度メール本文を打つ手間が掛かり、相手がそのメールを確認したかどうかも分かりづらく、そしてリアルタイム性に欠ける。そこで選択肢として挙がるのがビジネスチャットツールだ。

 チャットであれば電話よりも気兼ねなく会話でき、メールのようにかしこまってメッセージを書く必要もなく、リアルタイム性も備える。既読かどうかを確認できるツールもあり、伝達状況を把握しやすい。

 最近では、一般消費者向けチャットツールのセキュリティやコラボレーション機能を強化してビジネスユースのツールとして提供するなど、チャットツール市場のプレイヤーが増え始めた。その分選択肢も広がった。それぞれの特長を見定めた上で、自社のニーズに合ったツールを選定することが肝要だ。

 本稿では、ビジネスチャットツールの選定ポイントとさらなる応用について紹介しよう。


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