ストレージ管理者必見 数年おきのデータ移行を楽にするにはデータ激増の時代に備えるストレージ戦略とは

ストレージを利用するとき意外にも負担が大きいのは、人件費を含めた運用コストだ。この運用コストを削減しつつ、激増するデータに合わせてストレージ容量を拡張するために、企業はどう対処すべきなのか。

2019年12月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 経済産業省が「データ経営2.0」を提唱したのは、2014年末のことだ。今やデータを大量に収集・蓄積して活用するために、ストレージの整備を進めている企業は少なくない。ただストレージの維持には、かなりの人手とコストが必要になる。

 その要因の一つが、データが年々加速度的に増加し、ストレージ容量を拡張する必要が生じることだ。業務アプリケーションがデータベースやDWH(データウェアハウス)に蓄積するデータの他、医療データや自動運転用データといった人命や安全に関わるデータが次々に生み出されていることも近年の特徴的な傾向だ。

 もう一つの要因として、数年ごとに必然的に発生するリプレース(機器入れ替え)がある。具体的には「リース期間の満了」「メーカーによる保守・サポートの終了」が挙げられる。

 しかし機器の導入には機器費用だけでなく、システム構成の検討・実装やデータ移行などの作業が必要になる。これに伴い、技術者の工数が増えてしまう。ストレージにおける“リプレースの課題”を、いかにクリアするか――。その鍵は、拡張を容易にする「ストレージのスケールアウト性」にある。


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