テレビ会議システムは、離れた拠点をつなぐ手段として企業に浸透している。今後は働き方の多様化に伴い、さらに利用が活発化するだろう。しかし現状のリモート会議についてのアンケートからは、システムの使い勝手や品質への不満が見える。
テレビ会議システムは多拠点に展開するオフィスをつなぐシステムとして開発され、拠点と拠点、あるいは企業と企業のコミュニケーションを支えている。働き方改革への取り組みが活発化するのに伴い、リモート会議のニーズはさらに高まっている。災害や国際イベントなどによる交通網の飽和対策としてテレワークを導入する動きも広がっており、何らかの形で遠隔地と会議をする機会は今後も増え続けるだろう。
しかし、会議室に集まってミーティングを始める際に、機器調整に手間取る光景もよく目にする。会議開始時間の冒頭に「あれ、つながらない……」「こちらの声は聞こえていますか? こちらは聞こえないのですが」「資料、映っていませんよ?」とドタバタしてしまい、5分、10分と時間が過ぎていたという経験は、珍しいものではない。
また、テレワーカーはテレビ会議に参加することが難しい。自宅やコワーキングオフィスで作業するテレワーカーに対して、専用機によるテレビ会議システム環境を整備するのは困難だからだ。
アイティメディアが実施したアンケートによれば、多くの企業が従来型のテレビ会議システムに不満を持っている。使い勝手や通話の品質、コスト、会議スタイルの多様化への対応など、共通の課題があるようだ。
新しい価値観や働き方に、従来型のテレビ会議システムが対応し切れなくなっている――そのような中、新たな選択肢として注目を集めているのがクラウドベースのコミュニケーションシステムだ。現在、ビジネスシーンでは「Microsoft Teams」や「Zoom Rooms」、「Google Hangouts Meet」などを生かした新しいクラウドWeb会議プラットフォームが急伸している。
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