HCIを「クラウドとオンプレをつなぐ存在」という前提で選ぶなら何に注目するか一貫性のあるハイブリッドクラウドを手に入れる

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、オンプレミスとクラウドいずれの環境でも一貫性のある運用を実現するために不可欠な存在になりつつある。その点を踏まえると、導入検討時に優先すべき要素は何だろうか。

2020年02月06日 10時00分 公開
[ITmedia]

 かつてハイパーコンバージドインフラ(HCI)は、仮想デスクトップインフラ(VDI)向けやクラウドに移行できないアプリケーションの利用基盤として導入実績を積み、そこから採用が拡大していったことから、今でも「特定用途向け」のイメージが残っている。しかしクラウド時代を迎えた現在、HCIはかつてのようなポイントソリューションではない。むしろ、オンプレミスからクラウドまでを一貫したアーキテクチャで統合する、新時代のITインフラの一翼を担う存在となりつつある。

 一口にHCIと言っても、市場にはさまざまな製品が混在している。オープンソースソフトウェア(OSS)ベースの安価なソフトウェアとコモディティサーバを組み合わせて価格を抑えた製品が存在する一方、独自開発のハードウェア/ソフトウェアで拡張性や信頼性を高めた製品もある。将来的なクラウド移行を見据えるなら、クラウドとの親和性があるアーキテクチャかどうかも重要な選定要素だ。HCIへの要求度が高いほど導入コストは高まる傾向にあるが、それを緩和する解決策も各社が用意し始めている。

 オンプレミスとクラウドのハイブリッドな利用環境や、導入コストと運用負荷の軽減といった観点でHCIを選ぶなら、何に着目すべきか。市場の最新動向に迫る。


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