「FAXのデジタル化」が最新技術との親和性を高め、業務改善を進める鍵にアナログFAXのままで本当に業務改善できますか?

最新技術が仕事や生活をどんどん便利にする一方で、古い技術が使われ続けることがある。古い技術が根強く残るのは、それが最も適した現場があるためだ。世代の異なる技術を無理なくつないでビジネス改革を実現する方法とは。

2020年03月12日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 FAXの歴史は長く、原型の発明は電話よりも古いとされている。ビジネスシーンでも「今どきFAXなんて」といわれながら、いまだに使われ続けている現状がある。

 FAXを頻繁に利用する業界としてはサービス業や不動産業界、医療関係などが挙げられる。その他、契約や法務関連など、紙文書をさまざまなフォーマットでやりとりする業界において欠かせないものとなっている。

 メールやチャットツール、クラウドストレージといった便利なITツールが一般に普及しているにもかかわらず、専用機やオフィス用複合機によるFAXは現在でもビジネスの第一線で利用され続けている。それは「FAXで紙データをやりとりした方が効率の良い現場」が存在するためだ。

 FAXを「いずれ廃れる技術だから」といって業務改善の対象から外していないだろうか。業務でFAXが必須ツールとなっているのであれば、デジタル化によって業務効率化や生産性の向上を目指す方法があるという。

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