マニュアル、ガイダンス一切なし それでも従業員1万人に定着したWeb会議とは今からできるテレワーク

感染症対策や働き方改革で脚光を浴びるテレワーク。自社に最適なツールを見極めようと悩む組織も少なくない。こうした中、マニュアルなしで1万人近くの従業員がWeb会議システムをフル活用する企業がある。普及の原動力はどこにあったか。

2020年03月16日 10時00分 公開
[ITmedia]

 感染症の拡大などの不測の事態への対応や業務の効率化、従業員の生産性向上などを目的に、テレワークが脚光を浴びている。

 とはいえ、テレワークはIT機器の導入にコストがかかり、運用の負担も増えるため、限られた企業でのみ利用されているのが現実だ。総務省の調査(平成30年通信利用動向調査)によると、テレワークの導入率は19.1%にとどまる。

 そんな中、テレワーク向けに導入のしやすさで注目されているのがWeb会議だ。インターネット回線とPCやスマートフォンなどがあれば、すぐにサービスを利用できる。Web会議ツール自体は十数年前から存在するが、かつては「途中で画像が乱れるなど、思ったより不便」「操作が分かりづらい」といった声も目立った。

 だが、ここにきて導入が簡単でコストがかからず、安定した通信ができ、かつ現場にとって分かりやすいWeb会議システムが提供され始めた。そうした新しいWeb会議システムを1万人近くの従業員がフル活用している企業がある。「従業員に定着するかどうか心配だったが、予想以上のことが起きた」と担当者が話す背景では、何が起こったのか。


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