自社システム、攻撃者からはどう見える? 日本企業のセキュリティの実情セキュリティ企業の調査結果で分かった

サイバーセキュリティ対策で大切なのは、「敵」である攻撃者の狙いを知ることだ。サービスを公開していると、気付かない間に敵に弱点を見せている場合が多いという。企業は何に注意し、どう対策を進めるべきか。セミナーの内容から学ぶ。

2020年03月18日 10時00分 公開
[TechTarget]

 新型コロナ対応のため、世界的に在宅勤務が増えている。この結果、正規のユーザーの所在が分散してしまい、サイバー攻撃者が紛れ込んでも分かりにくい状態になっている。今、必要なのは攻撃者を含めたユーザー行動の分析だ。

 サイバーセキュリティ対策の第一歩に当たって大切な要素の一つは、「敵」すなわちサイバー攻撃者が自社のどこを狙ってくるのかを知ることだ。「@ITセキュリティセミナー 2020 新春」の講演「日経225銘柄企業におけるサイバーセキュリティの現状調査レポートから学ぶ今後の課題と対策」から、日本企業の実情を見ていこう。

 攻撃者がまず着目するのは、外部へ不用意に公開されているさまざまなサービスだ。例えばデータベースやファイル共有など、企業の業務には必要不可欠なサービスであっても、そもそも外部に公開すべきではないものがある。どうしても公開しなければならない場合には強固な安全対策が必要となる。

 講演では企業が利用する主な5つのサービスを取り上げて、日本企業がどのような状態にあるのか、サイバーセキュリティのどこに弱点があるのか、いまどのような対策を進めなければならないのかを示した。


提供:ラピッドセブン・ジャパン株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部