膨大なデータ管理に悩む医療機関、ITインフラの厳しい要件を満たす第三の選択肢所有せず「専有」するIT

医療機関のIT運用においては「3省3ガイドライン」の順守が求められる。コンプライアンスを順守しつつ、利便性と可用性を確保するためにはどのようなITインフラを選ぶべきか。オンプレミスとクラウドのメリットを兼ね備えた選択肢とは。

2020年04月13日 10時00分 公開
[ITmedia]

 営業、販売管理、経理など、企業活動の大半はITに支えられている。だが長年にわたってシステムを使い続け、多くのデータを蓄積するにつれ、オンプレミス環境の運用管理に限界を感じている企業も少なくない。かといって、拡張性に優れたパブリッククラウドに移行しようにも、これまでのサービスレベルや使い勝手を維持したままどのように移行作業を進めるべきかのノウハウが乏しく、思い悩んでいる企業もあるだろう。

 この悩みは医療業界も例外ではない。医療現場は電子カルテやレセプトコンピュータ(レセコン)、医用画像管理システム(PACS)といったさまざまなITに支えられている。しかしその多くはオンプレミス環境にあり、運用管理の手間がかかる上に、変化する環境に合わせた拡張が難しい状態だ。医療現場におけるシステムの不具合は患者の生死に関わることから、高い可用性や安定性が求められるという医療業界特有の難しさも介在する。厚生労働省、経済産業省、総務省が定めるガイドラインの要件を満たしつつ、ITインフラの運用負荷を減らす方法はないだろうか。クラウドとオンプレミスのメリットを両立した「第三の選択肢」について解説する。


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