テレワーク導入時、オンプレミスやクラウドへの接続を安全に実現するにはSASEで実現するセキュアアクセス

さまざまな要因からテレワーク導入を検討する動きが広がっている。ただし、クラウドサービスを使うにしてもVPNやVDIを使うにしても、テレワークにはセキュリティや拡張性、運用性、コスト、遅延などさまざまな課題がある。

2020年05月27日 10時00分 公開
[ITmedia]

 生産性向上を目指す働き方改革の一環として、またはパンデミック時の対応として自宅などで業務を進めるテレワークに取り組む動きが企業の間で広がっている。業種や企業規模によって形態は異なるが、主に2つのソリューションが利用されている。

 1つ目は、「Office 365」や「G Suite」といったクラウドサービスを利用する方法だ。インターネットにさえつながれば、メールやスケジュールの確認はもちろんドキュメントの作成、さらにはワークフローの管理やチャット、オンライン会議に至るまで、社内で実行していた仕事の多くが場所を問わずに実現できる。

 2つ目は、VPN(Virtual Private Network)を用いたリモートアクセスだ。企業側に設備を用意し、自宅や外出先から社内のネットワークに暗号化された仮想的な専用線接続することでさまざまなシステムに安全にアクセスできるようにする仕組みで、前述のクラウドサービスと組み合わせて活用する場合も少なくない。

 ただ、いずれの方法を採るにせよ、IT管理者が考慮すべき課題は多い。過負荷による遅延も問題だが、最も大きいのはセキュリティ面の懸念だ。企業のセキュリティポリシーに沿ったテレワークを実現し、情報漏えいを防ぐ必要がある。また、限られた人数でテレワーク環境も含めたITシステムを安定的に運用していかなければならない。ではどうすればよいのか。


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