アクセス数の変動が激しい学内システム オンプレミスの限界を乗り越えるにはITリソースの管理や災害対策に最適な手法は

大学のITシステムは、必要とされるITリソースが学生や教職員の活動に合わせて大きく変動するという特徴を持つ。限られた人員と予算の中で、必要なITリソースを確保し、大学独自のITインフラの課題を解決するにはどうすればよいのだろうか。

2020年06月03日 10時00分 公開
[ITmedia]

 学生の研究と学習、教職員の業務を支える上で、大学のITインフラは必要不可欠な存在だ。日本の主要な大学には数千人から数万人の学生が在籍し、規模でいえば中堅企業から大企業に相当する。

 大学は学生や教職員たちが年間スケジュールに沿って一斉に活動し、学生がほぼ一定の割合で年度ごとに入れ替わるという、一般的な企業にはない特殊な事情を抱えている。

 必要なITリソースが時期によって大きく変動するという特徴もある。例えば新年度の履修登録や年度末の成績発表といったタイミングで、一時的にアクセス数が急増する。そのためITインフラをオンプレミスで構築した大学は、ピークに合わせてITリソースを管理する必要がある。

 拡張と縮小が容易なITリソースを実現するために、仮想化技術を取り入れる大学は少なくない。しかしオンプレミスに仮想化技術を導入することは、別の問題を招く可能性がある。それは何なのか。どうすれば解決できるのか。


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