あなたの知らないLINEの取り組み 企業の人材難や業務効率化を支えるAIとは?独自のUXをフル活用

コミュニケーションアプリ「LINE」で知られるLINE社が、AI(人工知能)技術を活用した法人向け事業に注力していることをご存じだろうか。同社がビジネスユースのAI技術を推進する理由や、その機能に迫る。

2020年06月16日 10時00分 公開
[ITmedia]

 機械学習をはじめとするAI(人工知能)技術は、私たちの生活の中に急速に溶け込みつつある。例えばスマートフォンやスマートスピーカーに搭載されているAIアシスタントに話し掛ければ、AIアシスタントがその内容を解釈して適切な回答を返す。その裏では機械学習技術を駆使した高度な音声認識、自然言語解析、発話生成などの処理を実施している。

 これらの技術はコモディティ化(一般化)が進み、現在ではさまざまなベンダーが多様なサービスを提供するようになった。今や私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツール「LINE」を提供するLINE社も、AI技術を活用した製品・ソリューションに力を入れている。AIアシスタント「LINE Clova」(以下、Clova)や、企業がLINEを通じてエンドユーザーとコミュニケーションを取るための「LINE公式アカウント」で利用できるチャットbotがその例だ。

 LINE社のサービスは一般消費者向けのイメージが先行しがちだが、LINE公式アカウントをはじめ、広告やAI技術など法人向けにも多くのサービスを提供している。さまざまな企業がそれらを導入し、多くの成果を挙げている。昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、企業におけるAI活用の注目度が一層高まっている中、今回はLINE社のAI製品・ソリューションにおける技術や期待効果に迫る。

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