急場しのぎでテレワークを導入した企業にとって、使い勝手やセキュリティなどさまざまな課題も見えてくるこの時期。これからも継続的なテレワークを実現するために見直したい「6つの要素」を、先行企業の取り組みを基に考える。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として、オフィスに出社せず在宅で業務をこなすテレワークの導入が広がっている。
緊急事態宣言が出された2020年4月からこれまで、「テレワークでも意外といける」と手応えを感じた人は少なくないはずだ。もちろん、どうしてもオフィスや現場でやらなければならない仕事も存在するが、職種によってはかなりの部分をテレワークでこなせることが明らかになった。しかし「すぐ始める」ことを優先し、おろそかになっていた使い勝手やセキュリティなどさまざまな課題も見えてきた。
問題はこの先だ。厚生労働省が示した「新しい生活様式」ではないが、せっかく「新しい働き方」を体験したのに、これまでの「決まった時間に通勤電車に揺られてオフィスに向かう働き方」に戻るのは果たしてベターな方法だろうか。効率や生産性の面で考えるなら、むしろ今回の取り組みをきっかけに本格的にテレワークを含む新しい働き方、働き方改革を検討すべきだろう。
本稿は、せっかく導入したテレワークを一時しのぎで終わらせないポイントを紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:日本アイ・ビー・エム株式会社
アイティメディア営業企画/制作:TechTargetジャパン編集部