テレワークをゼロから始めて定着させるまでの「3つの要点」中堅・中小企業の担当者に贈る

コロナ禍に直面して、テレワークに取り組み新たな働き方が定着した企業としなかった企業にはどんな違いがあるのだろうか。人員や予算の少ない中堅・中小企業でもテレワークを定着させる方法を紹介する。

2020年06月12日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2020年4月に緊急事態宣言が発令され、従業員にテレワークへの移行を迫ることになった企業は少なくない。現在は緊急事態宣言が解除され、通常のビジネスに徐々に戻りつつある。

 およそ2カ月に及んだテレワークの影響は大きく、これを機に在宅勤務を取り入れた業務体制に移行する企業も出てきている。その一方で、テレワークを導入してみたもののうまく機能せず、コロナ禍終息後はこれまで通り出社を基本とする企業も少なくない。

 特に中堅・中小企業は人員や予算の課題から、一足飛びに理想の働き方に向かうことは難しい。付け焼き刃的に安価なテレワーク用PCを導入した結果、最低限の機能しか搭載しておらず出社を余儀なくされたり、生体認証などのセキュリティ機能がないため自宅と会社以外では利用しにくく、モバイル端末として使えなかったりといった課題が挙がっている。

 本稿では、中堅・中小企業向けにテレワークを前提とした製品・サービス導入を多数支援してきたハイパーが、テレワークの本格導入に踏み切れなかったり運用が定着しなかったりした企業に向け、製品・サービス選定のポイントやテレワーク定着の方法を解説する。

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