PC型からサーバ型へ 思い切ってRPA適用領域を拡大したカルビーが得た効果全社テレワーク中でも安定稼働を維持

働き方が大きな変化の時期を迎える中、RPAへの注目もさらに高まっている。PC型のRPAからサーバ型に移行し、現在はテレワークで運用しているカルビーに「苦労や学びが多かった」という導入過程や運用とスケーリングのポイントを聞いた。

2020年06月30日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ここ数年にわたって、企業の間で急速に普及が進んだ「RPA(Robotic Process Automation)」。人手でのシステムやITツールの操作をソフトウェアロボットが代行してくれる製品で、働き方改革への対応や少子高齢化に伴う人手不足解消への切り札として期待が寄せられている。

 一方で、「手軽に導入、活用できる」という言葉に引かれてRPAを導入してみたはいいものの、なかなか思うような成果が挙がらないケースも少なくないようだ。せっかく苦労して実装したロボットがしょっちゅうエラーで停止し、そのたびに人手で復旧しなければならなかったり、現場の判断で個別にロボットを導入していった結果、IT部門が管理し切れない「野良ロボット」が横行してしまったりと、さまざまな課題に直面して頭を悩ませている企業も多いはずだ。

 こうした「RPAにありがちな課題」をあらかじめきちんと把握し、計画的にRPAの導入を進めたことで着実に成果を挙げている企業もある。そうした一社が、現在グループ規模でRPAの運用を進めているカルビーだ。導入後に現れた課題もその都度克服したという同社は、具体的に何をしたのか。


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