Windows Server延命も災害対策も「Azure」で一気に実現? BCP/DRの賢い進め方コストも品質も妥協しない

新型コロナウイルス感染症は企業にBCP/DRの重要性を再認識させた。ただし重要だからといっても、いたずらにコストはかけられない。コストパフォーマンスの良いBCP/DRの具体策とは何か。OS延命も可能な“ある選択肢”の実力を検証する。

2020年08月04日 10時00分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)は、世界各地でサプライチェーンの混乱を招き、さまざまな企業を廃業や倒産に追い込んだ。早期の終息が見込めない中、企業は新型コロナウイルス感染症との共存を前提に、事業の維持と成長に向けた経営戦略を立案し、実行に移す必要に迫られている。

 事業継続計画(BCP)を策定し、災害復旧(DR)の一環としてデータをバックアップすることは、パンデミックを乗り越えるために必要な経営戦略だ。昨今はデジタルトランスフォーメーション(DX)を前提に自社製品/サービスや社内業務のデジタル化を遂行する動きが広がっていることも、自社システムとデータを確実に守るバックアップの重要性を高める要因となっている。

 バックアップをはじめとするBCP/DRにはそれなりのコストがかかる。予算が限られる中、企業はコストパフォーマンスを考慮しながらBCP/DRの具体策を検討しなければならない。実は「Windows Server」を利用している企業は、「Microsoft Azure」の活用が具体先の一つになるという声がある。それはどういうことなのか。

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