属人的なバックアップ運用の効率化、改善に今すべきことそのバックアップ運用いつから同じ?

磁気テープ時代のバックアップの運用ルールを継続しているという企業は少なくない。ルール策定の背景を改めて見直し、将来的なクラウド活用を見据えて、より効率的なバックアップの運用を実現するために、何をすればよいのだろうか。

2020年09月08日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 バックアップメディアといえば従来、磁気テープ(以下、テープ)が主流だった。その後ディスクストレージの価格も安くなり移行が進んだ。ディスクはテープよりも高速にバックアップを取得でき、リカバリーも格段に速い。テープの入れ替えといった人手による作業も少ない。

 しかし、バックアップメディアをディスクやクラウドに移行した後も、テープ時代の名残としてリテンション期間を14日に設定したままといった「テープ時代のままの運用体制」で、属人的な業務やあまり効率的でないともいえる作業がそのまま引き継がれているケースもある。

 テープバックアップの慣習のまま運用していると、ディスクバックアップのメリットは十分には発揮できない。もちろん、過去の慣習に倣って運用するメリットもある。従来の運用の良い点を残しつつ、将来性を見据えた運用をするにはどうすればよいのだろうか。

 本稿では、バックアップメディアによる特性の違いとテープバックアップから移行した後に運用体制をどう変えるべきかを、バックアップメディア移行のメリットとともに紹介する。


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