教育系サーバ群を仮想統合、奈良大学に学ぶインフラ環境の高信頼化とシンプル化日本ヒューレット・パッカード株式会社提供ホワイトペーパー

物理サーバ群で教育基盤システムを構築していた奈良大学では、運用面とコスト面の課題に直面していた。そのため同大学では、HCIアプライアンスにサーバ群を仮想統合することを決断した。この取り組みにより得られた効果とは?

2020年11月05日 10時00分 公開
[ITmedia]

 教育基盤システムとして、複数の物理サーバを運用していた奈良大学では、それらを仮想統合することを決断する。旧環境では、障害発生時の原因特定に時間がかかりすぎ、サーバと同じ数だけ必要な保守契約とUPS機器というコスト面での負担も大きかったためだ。同大学は仮想統合先として、HCIアプライアンス製品を導入する。

 製品選定に当たって重視したのが、信頼性と可用性の高さだ。導入したHCI製品は機器構成がシンプルな上、筐体間ミラーリングによる多層的なデータ保護が可能で、同大学が求めた要件を満たしていた。何より、2ノード構成からスモールスタートできる点も、コスト面の負担軽減を目指していた大学側のニーズに応えるものだった。

 また同大学としては初めてのHCI製品導入であったが、信頼できるITパートナー企業からの製品提案、環境構築支援により、比較的短期間で本番運用を開始できたという。以前の環境では手動で行われていたバックアップもほぼ自動化され、運用負荷低減とともにBCP対策にも大きく寄与したという同大学のシステム刷新事例をさらに詳しく見ていこう。

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