人工知能(AI)の活用がさまざまな場面で広がりを見せている。生成AIの基本的な使い方から応用までを学べる学習プラットフォームを紹介する。
業務の遂行や効率化を進める上で、AI(人工知能)の活用が不可欠となりつつある。生成AI(テキストや画像などを自動生成するAI技術)の基礎知識から専門知識までを学ぶ際に役立つ学習プラットフォームを5つ紹介する。
Class Centralは、誰でも受講可能な大規模公開オンライン講座(MOOC)を配信する団体だ。教育機関をはじめ80組織以上が講座を提供する。AI技術ベンダーOpenAIのAIチャットbotサービス「ChatGPT」、MidjourneyやStable Diffusionが提供する画像生成ツールに関する講座もある。生成AIの機能や活用事例、企業での責任ある使用法について学べる長期型の講座も用意する。
Courseraは、受講費用が無料もしくは少額の生成AIに関するMOOCを数百件用意している。一部のコースでは、ビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)LinkedInのプロフィール欄に追加できる修了証が発行される。
以下はコースの例だ。
edXは、初心者からエンジニアまで、技術的な習熟度に沿ったさまざまなMOOCを提供している。ビジネスリーダー向けには、生成AIのプロンプトエンジニアリング、AIと倫理、業界ごとの活用事例を学べる講座を用意。無料の講座や、少額の費用で修了証を取得できる講座もある。
Googleの学習プラットフォーム「Google Cloud Skills Boost」は、生成AIの概要や使用方法について学べる無料の講座「Introduction to Generative AI Learning Path」を用意している。エンドユーザーはGoogle Cloud Skills Boostのサブスクリプションライセンスを購入すると、ライブイベントや、クラウドサービス「Google Cloud」を使った演習に参加できる。
LinkedInは、オンライン学習サービス「LinkedIn Learning」を提供している。LinkedInのCPO(プロダクト最高責任者)、トマー・コーエン氏が提供する「Generative AI for Business Leaders」は、生成AIの基本的な使い方や注意点を解説する短期間の講座だ。
次回も、生成AIについて学べるオンライン学習プラットフォームを紹介する。
TechTarget.AI編集部は生成AIなどのサービスを利用し、米国Informa TechTargetの記事を翻訳して国内向けにお届けします。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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