顔も名前も分からない第三者からインターネットでハラスメントを受ける――さまざまな技術が発達した現代において、そのような被害は人ごとではない。ネットストーカーは、具体的にどのような被害をもたらすのか。
ネットストーキングは、ソーシャルメディアやメール、チャット、掲示板を使って、特定の人物に嫌がらせや付きまといをする行為だ。加害者はインターネットの匿名性を悪用することで、行為の発覚や処罰を免れることができる。
ネットストーキングは、インターネットを利用した悪質行為の一形態だ。インターネットを利用した悪質行為には他にも以下がある。
コミュニケーションにおけるデジタル技術の活用が進んだことで、ネットストーキングの加害者(ネットストーカー)は位置情報の追跡や被害者のなりすまし、被害者のアカウントの乗っ取りなど、多様な手法を用いるようになった。
ネットストーカーの行為は、最初はささいだ。まずは、被害者が違和感を覚えたり不快さを感じたりするメッセージを送る。被害者はその内容を面白がったり、単なる迷惑行為として無視したりする場合がある。すると加害者は、特定の送信時間や頻度、一定期間にわたって同じような内容のメッセージを繰り返し送信するなど、被害者に恐怖を与える内容へとその行為を一変させる。
ネットストーカーはさまざまな目的を達成するために、以下の技術を利用する。
ネットストーキングには被害者との直接的な接点を前提とした行為と、間接的な行為がある。直接的な接点を前提とした行為には、被害者に直接メールを送信したり、メッセージやボイスメールを送ったりして嫌がらせをするものがある。被害者が気付かないうちに監視や追跡を進める場合もある。
間接的な行為には例えば以下がある。
これらの行為の特徴は、初期の段階では被害者自身が標的になっていることに気付きにくい点だ。
次回も、ネットストーキングについて詳しく説明する。
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