「いくら課金している?」 生成AIツールの使用頻度、使用ツール、課金の実態は使いこなせずトラブルも

INSTANTROOMは、ITエンジニアを対象に実施した「生成AIの活用実態調査」の結果を公開した。生成AIツールが業務効率化を目的に定着しつつある一方、トラブルも明らかになった。

2025年11月12日 12時30分 公開
[TechTargetジャパン]

 フリーランスエンジニア向け案件検索サイト「フリーランスボード」を運営するINSTANTROOMは2025年11月11日、ITエンジニア375人に生成AI(AI:人工知能)ツールの使用頻度や課金状況を尋ねた2025年版「生成AIの活用実態調査」の結果を発表した。調査は2025年10月29日〜10月31日、オンラインで実施された。

ITエンジニアの課金実態は

 直近1カ月間の生成AIツールの利用頻度を尋ねた質問では、「毎日」が78.1%、「週に数回程度」が15.2%、「月に数回程度」が2.7%で、合計96.0%の回答者がさまざまな頻度で生成AIツールを活用していた。この結果についてINSTANTROOMは、生成AIツールの利用が「一時的なトレンドではなく、業務効率化の必須ツールとして定着している」と述べる。

 調査では、「直近1カ月間での使用頻度」の質問で「使用していない」と答えた以外の回答者360人に、使用している生成AIツールについて尋ねた。その結果、351人(97.5%、複数回答、以下同)がOpenAIのAIチャットbot「ChatGPT」と回答しており、続いてGoogleのAIモデル「Gemini」(225人、62.5%)、MicrosoftのAIアシスタント機能「Microsoft 365 Copilot」(153人、42.5%)、AnthropicのAIチャットbot「Claude」(127人、35.3%)、Perplexity AIのAI搭載型検索ツール「Perplexity」(62人、17.2%)、AIベンダーX.AIの大規模言語モデル(LLM)「Grok」(44人、12.2%)が並んだ。

画像 利用している生成AIツール(提供:INSTANTROOM)《クリックで拡大》

 一方、生成AIツールの課金状況を尋ねた質問では、208人(57.8%)が「課金している」と答えた。月額の課金額を聞いたところ、最多は「2000円〜4000円」で28.9%、「8000円〜15000円」(11.1%)、「4000円〜8000円」(6.9%)と続いた。

画像 使用している生成AIツールの課金額(提供:INSTANTROOM)《クリックで拡大》

 調査では、生成AIツールを活用して理解したメリットや課題を回答者が自由記述で挙げた。その結果、「未経験の技術領域について生成AIに解説させ、既存の知識と組み合わせることで仕事が受注できた」「情報収集と報告書作成において品質とスピードが向上した」といった肯定的な意見があった。

一方、「生成AIツールを複数同時に使っていた場面で、ツールが暴走する、ファイルを上書きし合う、褒めると調子に乗りミスが増えるといった予想外のトラブルが続出した」「複数のプログラミング言語が混在した不正確なコードを提示された」「特定の言語を指定したにもかかわらず、違う言語でコードを繰り返し提示された」といった意見も寄せられた。

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