「仮想化」という技術自体は広く知られるようになったが、その適用ノウハウは成熟しているとは言い難い。導入実績を豊富に持つエバンジェリストが、実体験でしか知り得ない「仮想化の落とし穴」を紹介する。
「仮想化」は“キャズム”を超えて「アーリーマジョリティー」のフェーズに入ったといえるだろう。先行者(アーリーアダプター)の成功体験を見て、多くの企業が仮想化技術を取り入れ始めた。だが気を付けてほしい。先行者はやすやすと仮想化の“実”を得ているわけではない。表には出ない失敗や苦労が多くある。
その点では、サーバ仮想化の実績が国内でもトップクラスのSIer、ユニアデックスが特設サイトで提供するWebセミナー「仮想化の落とし穴と脱出法 -the Movie-」は参考になる。同社仮想化エバンジェリスト、高橋優亮氏が「仮想化の楽園に至るまでの密林をガイドする」として、軽妙な語り口でサーバ仮想化で注意すべきポイントを紹介する。「性能限界に起因する意外な障害」「ネットワーク変更がもたらす現場の混乱」「仮想化に伴うコストアップ要因」など、SIerならではの視点が興味深い。
Webセミナー「仮想化の落とし穴と脱出法 -the Movie-」第1話より
さらに、問題解決を図るための製品ソリューションとして、シスコシステムズの次世代のデータセンター プラットフォーム「Unified Computing System」を取り上げ、仮想スイッチによるセキュリティ改善、拡張ボードによる性能改善などの手法も提案しており、実用的である。各WebセミナーはiPhoneでも気軽に見ることができる。
以降は、TechTargetジャパン会員に向けた“特別編”として、高橋氏に語ってもらった「仮想化に伴うバックアップの落とし穴」を紹介しよう。
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