機能拡張により、自病院の「チーム医療」関連の管理料や指導料項目の分析、見込み値の予測などが可能になった。
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(以下、GHC)は5月15日、病院経営支援サービスの新バージョン「病院ダッシュボードVer1.10.0」(以下、病院ダッシュボード)を発表した。チーム医療関連の各種管理料や指導料項目など算定機能を拡張した。
病院ダッシュボードは院内にあるさまざまなデータを収集し、病院の経営状況や他病院との比較などを自動分析して可視化するWebサービス(関連記事:DPC時代の急性期病院の経営改善を支援する「病院ダッシュボード」)。
新バージョンでは、病院の全体収支や各種収支の内訳を分析する「自病院分析」機能のオプションとして「チーム医療plus」を追加。チーム医療plusでは、薬剤管理指導料や栄養管理指導料などに関する「診療報酬の算定症例数」「算定金額」「算定率」「算定可能症例数」「算定可能金額」などを任意の期間で確認できる。
また、自病院のシミュレーション値として「算定可能症例全てを算定した場合の金額」「ベンチマークデータの中で最も算定率の高かった病院と同じ算定率だった場合の金額」を表示可能になった。
さらに、チーム医療plusでは、薬剤関連や栄養関連、リハビリ関連、看護関連(悪性腫瘍・診療支援・退院支援)などの26項目を提示し、チーム医療推進を支援する。各項目の状態を赤、黄、青で示すシグナル一覧表示を採用し、自院の課題を迅速に確認できるという。
病院ダッシュボードの年間利用金額は、導入費用込みで90万円(税別、以下同)。バージョンアップによる機能追加による費用は発生しない。オプション機能の年間利用料金は45万円。
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