失敗できないビッグデータ活用、最短・最速で基盤を構築する方法導入前の事前検証がコスト抑制につながる

ビッグデータ活用が本格化しつつある。しかし、一刻も早く活用したい業務部門のニーズに情報システム部門が追い付いていないというのが多くの企業の実態だろう。その解決策を探る。

2015年07月08日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業内に蓄積される大量のデータを収集・分析し、ビジネスに活用する動きが本格化しつつある。いわゆる「ビッグデータ活用」だ。その一方で、大量の非構造化データが含まれるビッグデータの活用基盤を構築するためには、多大な工数とコストが掛かっているのが実情だ。

 TechTargetジャパンが2014年に実施した「データ活用に関する読者調査」においてビッグデータの活用状況をたずねたところ、「データはあるが、まだ分析のための基盤整備や蓄積ができていない」という回答が約8割を占めた。一刻も早く活用したい業務部門のニーズに情報システム部門が追い付いていない現状を物語っている。

 また、ビッグデータ活用のためのシステム構築やデータ整備に多大なIT予算や人員を割り当てられない企業もあるだろう。「ビッグデータ活用プロジェクトは、走り出したら決して失敗は許されない」という現状もビッグデータ導入の障壁ともいえる。

 短期間、低コストでビッグデータ活用基盤を構築することは不可能なのだろうか。本稿では、開発期間3カ月、かつ限られたコストの中でビッグデータ活用基盤を構築した事例を基に、失敗せずにビッグデータ活用基盤を構築するためのコツを紹介しよう。


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