新しい働き方を促進する、デバイスとクラウドIDの統合管理方法社外でも安全に業務ができる環境とは

クラウドやモバイルの普及により、ワークスタイルが大きく変化してきている。外出先や自宅で、PCやモバイルデバイスで安全に業務を進めるにはどうすればよいのだろうか?

2016年10月24日 10時00分 公開
[ITmedia]

 クラウドやモバイルの普及で、働き方が大きく変わってきた。外出先や自宅、サテライトオフィスで業務を進めるといった働き方も当たり前に見られるようになった。新しいワークスタイルを取り入れることで、生産性の向上や従業員の満足度向上につなげようという取り組みも活発化している。

 しかし、そうした働き方を進めようとしても、まだまだ課題は多い。例えば、「デバイス管理」をどうするか。デバイスは、今や社内で利用するクライアントPCだけではない。外出用のノートPCやタブレット、個人のスマートフォンなど、さまざまデバイスが存在する。

 これらのデバイスは、企業が資産登録をすれば済む話ではなくなっている。誰がどのようにデバイスを利用しているか把握し、紛失や盗難といった事態に、どの部門がどのような手続きをするかなどを考慮しなければならない。

 もし、ある社員が自分のタブレットから社内のデータにアクセスしていて、そのタブレットごと紛失した場合はどうなるか。こうした例からも分かるように、検討すべき項目は多岐にわたり、一律のセキュリティポリシーで運用できる状況ではなくなっているのだ。

 クラウドの利用が広がったことで、社内のIDとクラウドサービスのIDをどう管理するかといった「クラウドID管理」も課題になる。よく耳にするのが、Active Directory(AD)で管理している社内IDと、営業支援や顧客管理などのクラウドサービスで利用するIDを統合/管理する際の問題だ。

 クラウドサービスごとにADと連係することは可能だ。ただし、連係には手間もコストもかかり、運用自体も変わってくる場合が多い。企業によっては、そうした手間を考慮して、クラウドサービスごとにIDを管理するケースもある。だが、そうするとクラウドサービスごとにIDとパスワードを使い回すなど、セキュリティリスクがある。

 多くの企業が「社員の働き方を変えていきたい」と考えて取り組みを進めてはみるものの、現実的な課題に直面して、期待した成果を得られていないのが現状だ。では、いったいどうすればよいのか紹介する。


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