2017年02月10日 08時00分 UPDATE
特集/連載

最速プロトコルをネットワークに拡張SSD用リモートアクセス仕様「NVMe over Fabrics」に掛かる期待と現実

フラッシュストレージに最適化されたプロトコルであるNVMeをネットワークに拡張するNVMe over Fabrics。これにより、サーバから分離した共有ストレージでも高速なI/Oが実現する。

[Antony Adshead,Computer Weekly]
Computer Weekly

 「NVMe」(NVM Express)はPCIe(PCI Express)ベースのプロトコルで、フラッシュストレージに最適化されている。HDD時代のSASプロトコルやSATAプロトコルと比べて、NVMeは入出力(I/O)やスループットを限界まで高めている。

Computer Weekly日本語版 2月8日号無料ダウンロード

本記事は、プレミアムコンテンツ「Computer Weekly日本語版 2月8日号」(PDF)掲載記事の抄訳版です。本記事の全文は、同プレミアムコンテンツで読むことができます。

なお、同コンテンツのEPUB版およびKindle(MOBI)版も提供しています。

ボタンボタン

 既存のPCIeサーバサイドフラッシュ(訳注)は、NVMeがスロットイン式になっている。ストレージアレイプロバイダーは、NVMe接続型フラッシュストレージを利用するアレイの開発を始めている。今後、アレイ内接続はこの方向に向かうだろう。

訳注:「2015年12月2日号:暴挙か? GoogleのOffice 365攻略作戦」の「PCIe SSD vs. オールフラッシュアレイ──サーバサイドSSDの用途とは?」参照。

 このI/Oチェーンがストレージアレイだけにとどまらないのは明らかだ。データセンターで使用する場合、共有ストレージには複数のホストが結び付けられる。そのため、ホストとアレイの間でNVMeの利点を確保するため、「NVMe over Fabrics」(NVMf)が開発されている。

 NVMf開発に当たっての主な考え方は、サーバホストとストレージアレイとの間のI/OパスにおいてNVMeの利点(広い帯域幅とスループット、大量のキューとコマンドを処理する能力)をエンドツーエンドで確保することにある。SCSIなどのプロトコルへの変換は、この利点を損なうことになるため行わない。

 簡単に言えば、ストレージネットワークやファブリック経由でもNVMeの利点がそのまま確保される。

 NVMeはPCIeプロトコルをベースとするため、現状のパフォーマンスは「PCIe 3.0(Gen 3)」の特性を引き継ぐ。だがアレイ内のトラフィックは、リモートホストとNVMeストレージとの間をネイティブに移動することはできない。この間にはメッセージ層が必要になる。

 基本的には、このメッセージ層こそがNVMfを構成する。今のところNVM Expressグループは、リモートダイレクトメモリアクセス(RDMA)とファイバーチャネルベースのトラフィックを可能にするためのファブリックトランスポートを考案している。これは、PCIeスロットに納めたNVMeデバイスと比べて10マイクロ秒以上レイテンシが増加しないようにすることが狙いだ。RDMAは、OSを介さずにデバイスとメモリを直接接続できる。

NVMf製品

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news119.jpg

レモネード、「INFLUENCER ONE」にフォロワーの男女比率やリーチ数の予測機能を追加
レモネードは、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「INFLUENCER ONE」に、...

news099.jpg

「Pinterest」のマーケティング活用、実は意外と進んでいるってご存じでした?
おしゃれな人、アート志向の人が使う画像共有サービスとして知られる「Pinterest」。アー...

news095.jpg

NTTコム オンライン、「Oracle Eloqua」と連携したSMS送信サービスの提供開始
NTTコム オンラインは、マーケティングオートメーション「Oracle Eloqua」から直接SMSを...