中堅・中小企業では、どのようなステップを踏んでIDおよびアクセス管理システムを導入すべきか。2回にわたって解説する。
中堅・中小企業(SMB)でのアクセス管理システムの導入ステップは、大企業の場合と同様だ。違う点は、多くのIT分野について言えることだが、SMBの方がリソースが限られており、予算が少ないことだ。しかし、アプローチは基本的に変わらない。
ここでは、導入の3つのステップ、評価、計画、実装/プロビジョニングについて、それぞれの段階での注意点を含め紹介していく。
まず、最初の評価では、セキュリティを確保しなければならないものは何か、それらにアクセスする必要があるのは誰かを綿密に検討する。社内ユーザーがアクセスするシステムの完全な棚卸しを行い、それらを構成するハードウェアとソフトウェアをリストアップする。また、ネットワークを使うユーザーのリストも作成する。
PART2では、実装段階について解説する。
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