アイログ、ビジネスルール管理システム「ILOG JRules」の最新版を発表NEWS

透過性の高いルールベースのWebサービス「トランスペアレント・デシジョン・サービス」の追加で、SOA環境でのサービス再利用を支援

2007年07月27日 20時39分 公開
[TechTarget]

 アイログは7月27日、同社の提供するBRMS(ビジネスルール管理システム)の最新版として「ILOG JRules 6.5」を発表した。BRMSは、ビジネスルールの設定・変更・操作・管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム。ILOG JRules 6.5では、プログラミングを一切行わずにクリック操作だけで「トランスペアレント・デシジョン・サービス(TDS)」を自動的に作成、導入できる機能が新たに追加された。TDSとは、Webサービス内にある判断にかかわるビジネスルールを、そのルールにかかわるすべての人が操作できるサービス。これにより、SOAでバージョンの異なる複数のサービスが発生するといった事態を防ぎ、サービスを再利用しやすい環境を構築できるという。

 TDSを簡単に作成できることで、開発者、インテグレータ、サービス責任者、ポリシー責任者などがアプリケーションの開発、導入、監視ならびに保守に連携してかかわることができるようになり、結果としてサービスの再利用を行いやすくなるという。さらに同社のBRMSは、日本アイ・ビー・エム、日本オラクル、日本BEAシステムズ、マイクロソフト、ビトリアテクノロジーなど、主要な各社SOAプラットフォームと統合が可能。

 また、アーキテクチャを改善することでエンドユーザー専用のルール管理環境を強化すると同時に、業務部門とIT部門の同期を高めている。これにより、エンドユーザーは業務に沿ってビジネスルールを簡単かつ細かくアップデートでき、ビジネスの変化により迅速に対応できるとしている。

TechTargetジャパンへのご登録はお済みですか?

「TechTargetジャパン」メンバーシップのご案内

会員登録を行うことで、300点以上の技術資料がそろったホワイトペーパーや興味・関心分野ごとに情報を配信するメールマガジン、ITmediaや@ITの特集記事がPDFでまとまって読める電子ブックレットなど、各種サービスを無料で利用できます。会員登録(無料)はこちらから


ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

CNN幹部が語る、メディアビジネスにとってのAIのリスクと機会
生成AIがコンテンツを量産し、真偽の明らかでない情報があふれかえる中、メディアの価値...

news016.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news115.jpg

コカ・コーラ流 生成AIをマーケティングに活用する方法(無料eBook)
生成AIがこれからのマーケティングをどう変えるのかは誰もが注目するテーマ。世界最先端...