Seasar2のバージョンアップやコンポーネントを利用する案件などに対応するため、組織内OSS環境も合わせて構築
電通国際情報サービス(ISID)は8月3日、Seasar2をベースとして、金融業務アプリケーションの開発をサポートする開発基盤を構築したと発表した。Seasar2は、特定非営利活動法人SeasarファウンデーションがOSS(オープンソース・ソフトウェア)として開発・管理を行うJavaアプリケーションの開発用フレームワーク。DI(Dependency Injection:依存性の注入)やAOP(Aspect Oriented Programming:アスペクト指向プログラミング)などの技術を実装していることで注目されている。Seasar2はフリーの開発フレームワークであるとともに、プラットフォームや開発技術の進歩に合わせてフレームワーク自体も成長を続けるという利点があるという。
ISIDは、Seasar2に同社の金融業務アプリケーションの開発ノウハウを融合し、金融業務アプリケーション向けの開発基盤として構築した。また、技術動向の変化に応じたSeasar2のバージョンアップやコンポーネントを利用する案件などに柔軟に対応するために、初期に開発したコンポーネントの継続的な追加開発・管理が可能な組織内OSS環境も合わせて構築した。現在、組織内OSSのリポジトリには「金融関数コンポーネント」「業務マスタ管理機能コンポーネント」「システム共通要件基盤コンポーネント」などが登録、管理されている。ISIDでは、今後もコンポーネント・開発プロセスを継続的に発展させることで、金融業務システムの充実・高度化・スリム化を推進していくとしている。
会員登録を行うことで、300点以上の技術資料がそろったホワイトペーパーや興味・関心分野ごとに情報を配信するメールマガジン、ITmediaや@ITの特集記事がPDFでまとまって読める電子ブックレットなど、各種サービスを無料で利用できます。会員登録(無料)はこちらから
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
業務システムの老朽化が進み、属人化やブラックボックス化が大きな問題となっている企業も少なくない。システム開発企業のシスラボは、同様の問題をノーコード開発ツールの導入と生成AIの活用で解決した。同社の取り組みを詳しく解説する。
現代のビジネス市場で存在感を高めるためには、アプリケーションのモダナイズが重要だ。しかし、新たなアプリケーションを迅速に展開するのは、簡単なことではない。そこで、容易にアプリケーション変革を実現する方法を紹介する。
AIおよびMLは、今や革新的なアプリケーションを支える重要なテクノロジーの1つであり、ビジネスメリットをもたらす鍵となりつつある。その一方で、独自のAIプラットフォームの構築と運用に、多くの組織が苦慮しているという現実がある。
サブスクリプション型サービスの決済はクレジットカードで行うのが一般的だが、B2B取引においては法人カードを持たない企業も多いため、「口座振替」も用意したいところだ。しかし、その導入に当たっては課題も多いという。
コンテナ利用に際しては最初にイメージを作成するが、そのファイルサイズが小さいほど短時間で起動できるため、サイズ削減を行う機会が多い。その実践に役立つヒントとして、主要なベースイメージごとの特徴・ユースケースを紹介する。
なぜ、「kintone」が大企業の「Fit to Standard」に効果的なのか (2025/3/7)
ノーコードは、負の遺産であるアナログ業務をなくせるのか (2024/11/12)
手間もコストもかかるGUIのテストはどうすれば自動化できるのか (2024/6/4)
「システム内製化」が失敗しがちなのはなぜ? “従来のやり方”では駄目な理由 (2024/5/15)
金融機関のモダナイゼーション 最適解に導くには (2024/3/29)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。