Seasar2のバージョンアップやコンポーネントを利用する案件などに対応するため、組織内OSS環境も合わせて構築
電通国際情報サービス(ISID)は8月3日、Seasar2をベースとして、金融業務アプリケーションの開発をサポートする開発基盤を構築したと発表した。Seasar2は、特定非営利活動法人SeasarファウンデーションがOSS(オープンソース・ソフトウェア)として開発・管理を行うJavaアプリケーションの開発用フレームワーク。DI(Dependency Injection:依存性の注入)やAOP(Aspect Oriented Programming:アスペクト指向プログラミング)などの技術を実装していることで注目されている。Seasar2はフリーの開発フレームワークであるとともに、プラットフォームや開発技術の進歩に合わせてフレームワーク自体も成長を続けるという利点があるという。
ISIDは、Seasar2に同社の金融業務アプリケーションの開発ノウハウを融合し、金融業務アプリケーション向けの開発基盤として構築した。また、技術動向の変化に応じたSeasar2のバージョンアップやコンポーネントを利用する案件などに柔軟に対応するために、初期に開発したコンポーネントの継続的な追加開発・管理が可能な組織内OSS環境も合わせて構築した。現在、組織内OSSのリポジトリには「金融関数コンポーネント」「業務マスタ管理機能コンポーネント」「システム共通要件基盤コンポーネント」などが登録、管理されている。ISIDでは、今後もコンポーネント・開発プロセスを継続的に発展させることで、金融業務システムの充実・高度化・スリム化を推進していくとしている。
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