エムアイシー・アソシエーツ、消費電力を40%低減する機能をRAIDストレージに追加NEWS

英XyratexのRAIDシリーズに「RAID Advanced Power Management(APM)」 機能を実装。アクセス状況でHDDの回転を自動制御することにより消費電力を40%削減するという。

2008年07月04日 20時09分 公開
[TechTargetジャパン]

 エムアイシー・アソシエーツは7月4日、英XyratexのRAIDシリーズに「RAID Advanced Power Management(APM)」 機能を実装することを発表した。

 RAID APMは、ストレージシステムがオンラインで利用可能状態のまま、必要とされる電力消費量を削減することができる。設定された時間内にRAID装置内のドライブがアクセスされない場合、ディスクドライブの回転を自動的に停止する。また、スケジュールのカスタマイズが可能なパトロール機能により、現在スピンダウンしているドライブは直ちにコマンドの要求に答えスピンアップするよう常にチェックされる。また、障害のあるアレイを再構築している場合や、イニシャライズされている場合、スナップショット機能に使われている場合など、すぐにアクセスが開始されるようなドライブには省電力ポリシーを適用しない。RAID APMの実装により電力消費を40%削減でき、グリーンITの推進が可能だとしている。

 同社が扱うすべてのXyratexのRAIDシリーズ(FC-SAS/SATA RAIDシステム「F6412E」、FC-SATA RAIDシステム「F5404E」、FC-SAS/SATA RAIDシステム「F5412E」、RAID SAS-SAS RAIDシステム「E5412E」)がRAID APMを実装し、7月初旬より出荷される。

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